看護部について
看護部
全国的に少子高齢化が進む中、医療やケアの在り方も大きく変化し、療養の場は医療機関のみに留まらず、地域・在宅という生活に密着した場へも広がりを見せています。
当院は地域へと根差し、津軽半島北西部の医療を担っており、患者さんが長年住み慣れた地域の中で、安心して生活を続けられるよう支援することが求められています。
看護部にて掲げる目標を実現するため、地域のニーズに応え、患者さんの思いをくみ取り、柔軟で温かみのある看護を提供することを目指しております。
そして、患者さん1人ひとりの心へよりそい、患者さん1人ひとりの生活がより豊かなものとできるよう、行動できる看護師の育成に力を入れております。
今後とも、看護職員1人ひとりが誇りとやりがいを持ちながら、安心して働き続けられる職場づくりを推進しつつ、地域の皆様に信頼される看護を提供できますよう、努力してまいります。
かなぎ病院 看護部基本方針
1.いのちの尊厳と人権を尊重し、やさしさと思いやりのある良質な看護を提供します
2.地域の医療・保健・福祉と連携し、患者さんの地域での生活を支えます
3.組織の一員として、病院経営に参画します
看護部目標
患者さんの人権を尊重し、生活の質を高める看護、生活の場へつなげる看護の提供に努めます
看護部の概要
看護部職員数(令和7年4月1日現在)
職種 人数
看護師 48人
准看護師 2人
看護補助者 12人
社会福祉士 1人
看護提供方式・看護体制
◆チームナーシング
◆夜勤 病棟3人(3交替制)
救急外来1人(当直制)
看護配置
3階病棟看護室
一般病棟 (入院患者10人に対して1人以上の看護職員がいます)
包括病棟 (入院患者13人に対して1人以上の看護職員がいます)
外来(処置室、内科、外科、小児科、整形外科、眼科、内視鏡室)
在宅医療看護室、手術室
※地域連携室、医療安全推進室、感染防止対策室にも看護師が配置されております。
教育計画
安心安全な質の高い看護が提供でき、看護を通じて人としても成長できるように、クリニカルラダーを活用し、看護師個人の段階に応じたキャリア開発を実践し、一歩ずつ成長できるよう支援しています。
新人看護職員に対しては、厚生労働省の「新人看護職員研修のガイドライン」に基づき、組織的な支援を行っております。当院では『チーム支援型』と『チューターシップ制』とを併用しております。
『チューターシップ制』では、新人看護職員に対して、先輩看護師がチューター(相談相手)として割り当てられます。この相談相手を中心とし、スタッフ全員がチーム一丸となってサポートする形で、新人看護職員がスムーズに職場へ適応し、成長していけるよう支援しております。
教育理念
病院の理念と看護部の理念を基盤とし、専門職として自立した質の高い看護が提供出来るような人材の育成をめざす。
1.病院の理念と看護部の理念および基本方針を基盤とした教育を行う。
2.看護職員1人ひとりが、専門職として必要な知識・技術・態度を習得し、自立した人材を育成する。
3.患者さんに信頼される、安心安全な質の高い看護を提供できる看護職員を育成する。
教育方針
1.クリニカルラダーを活用し、段階的に臨床実践能力を習得し、それぞれレベルに応じた看護実践ができるよう育成する。
レベル新人:必要に応じ助言を得て実践する
レベル Ⅰ:標準的な実践を自立して行う
レベル Ⅱ:個別の状況に応じた判断と実践を行う
レベル Ⅲ:幅広い視野で予測的に判断し実践を行い、ロールモデルとなる
レベル Ⅳ:より複雑な状況において創造的な実践を行い、組織や分野を超えて参画する
2.看護倫理に基づいた豊かな人間性と社会性を備え、地域に貢献できる人材を育成する。
3.主体的に学びを深め、自己のキャリア開発ができる看護職員を育成する。
教育体制
【院内教育】
・職場内教育(OJT)、集合教育(Off-JT)
・インターネットによるe-ラーニング研修
【院外教育】
・日本看護協会
・全国自治体病院協議会
・その他
【新人看護職員の教育体制について】
体制:『チーム支援型』+『チューターシップ制』
※新人看護職員へ『チューター(相談相手)』が割り当てられ、仕事の仕方、学習方法、悩みなどの精神面、生活面など多岐にわたり、相談や支援を行っております。
更にこのチューターをチーム全体(師長、主任看護師、先輩看護師など)がバックアップすることで、チーム全体で新人看護職員をサポートし、スムーズな職場定着につなげ、安心して成長できるよう支援しております。